金融界にいる鳥~「サギ」と「カモ」
こんにちは!大スケです!
↓ ↓ これを見てどう思いますか?もう、銀行員も信用できなくなりますね。
年収280万25歳OLが頼れる実業家に老後資金の相談をしたら、まんまと騙され借金400万円を作った話(Suits-woman.jp) - Yahoo!ニュース
投資をされている方は十分に分かっていると思いますが、金融界には「サギ」と「カモ」の2羽の鳥がいます。
この2羽の鳥に関わることで自分の資産を増やすどころか、破滅に追い込まれてしまいます。
ちなみに僕も「サギ」と関わってしまったために、300万円の資産(現金)を失った経験があります。僕の親友も同様の手口で600万円を失っています。
そこで、今回は「サギ」と「カモ」に引っかからない方法について話したいと思います。
①「サギ」について
世間に出回る実態不明の高利回り商品。
「投資すれば月利3%~4%は保証しますよー」などの営業(勧誘)してくる輩に運悪く出会ってしまった方・・・・今すぐ逃げてください。
仕組みさえ理解せずに何百万円単位の投資をした結果、破産してしまった方がたくさんいるようですが、投資に関する知識を持っていれば、このような金融詐欺に巻き込まれることはなかったでしょう。
投資家の気持ちとして、少しでも高利回りを得たいのは分かりますが、金融界のルールは「ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターン」が大原則です。
リターンが高い商品に投資をする場合には、それに見合った高いリスクを取らなければいけないということです。
とすれば、そのハイリターン商品に存在する「高いリスク」とは何かを知る必要があります。
金融商品の中には仕組みの説明をいくら聞いても理解できない「ブラックボックス商品」があります。
たとえば、「海外の最先端の金融工学」、「AIを使った医療技術」など・・・・何となくよさそうと思うだけで、本質的なことは何もわかりません。
しかし、このような金融商品が、有名人が登場する広告で説明されたり、全国紙やマネー雑誌の広告に記載されていたりすると、何だか信用できるような気になってしまうのです。
一番、最悪なのが信頼している友人などから声がかかる場合です。
要は・・・
「ローリスク・ハイリターン」の金融商品とは、そもそも虫のよい話であって、金融界には実在しない「サギ」です!!!
これだけは心に刻んでおくことです!!!誰も信じるな!!
②「カモ」について
簡単に言えば、コストの高い「ハイリスク・ローリターン」の金融商品(リスクを取っても報われない商品)を買わされてしまうことです。
気が付かないうちに、金融機関などにリターンを吸い取られてしまっているケースです。
たしかに、金融商品は複雑で分かりにくいことから、誰かに相談しないとなかなか商品選択ができません。
そこで、以下2つを利用する人がたくさんいます。
A.無料相談所
B.金融機関の窓口
いずれも、「無料で相談できる」ために、お得だと思って気軽に使う人がいますが、ここに罠があるのです。
まず、無料相談所は、駅前の一等地にお店を構え、最適な保険を専門家がアドバイスしてくれるところです。
確かに保険の知識がない人にとっては、無料かつお任せで保険プランを考えてもらえるので、手間もかからず、お得感があると思います。
しかし、このようなサービスで本当に、相談者にとって最適な商品を選んでもらえるのでしょうか。
そもそも、お店の維持管理費、販売員の給料はどこで賄われているのか
・・・それは、相談者の支払う手数料なのです。
これを踏まえると、お店や販売員にとってベストな商品をアドバイスされてもおかしくありません。
もし、保険に入る必要のない人が相談に来たら、「あなたは保険が不要です。」とアドバイスしてくれるでしょうか。
また、金融機関の窓口も相談しいてはいけない場所です。
例えば、金融機関が熱心に販売している商品に投資信託や保険があります。これらの商品は販売することによって銀行に入る手数料が大きく、収益性の高い商品として販売に力を入れています。
必ずしも、購入者の将来の資産形成のことを真剣に考えているわけではないのです。
金融機関の窓口で販売している投資信託の場合、通常購入時に販売手数料というものがかかります。
販売手数料は投資信託を購入する金額の中に含まれているので、購入者とすれば、支払っている実感があまりないのです。
大手銀行の投資信託では購入時に2~3%の販売手数料がかかるので、100万円分の投資信託を買えば、2~3万円の手数料を取られているということです。
つまり、買った瞬間に2~3万円のマイナスになっているのです。
ところが、ネット証券で探せば、販売手数料ゼロの商品がたくさんあるのです!
金融機関の窓口で購入すれば、相談に乗ってもらえるから便利だという意見もあるでしょうが、担当者が相談者の10年後、20年後の資産形成を真剣にアドバイスしてくれるかは疑問です。どんなに良識のある担当者でも自分の給料は金融商品の手数料から得ている事実は変わらないのです。
僕の場合は、信頼できるファイナンシャルプランナーに相談しています。
相談料は1時間1万円前後が相場ですから、もし投資信託100万円を買って、2~3万円の手数料を払うなら、2~3時間の相談料と同じことになります。
であれば、ファイナンシャルプランナーなどの金融の専門家にコンサルティングフィーを払って相談し、販売手数料のかからないネット証券で納得できる商品を購入するほうが合理的であると僕は考えてます。
まずは、足を運んで、信頼できるファイナンシャルプランナーを探してみてはいかがでしょうか。
最後に、これだけお伝えします。
もし、金融機関の窓口で、担当者に金融商品を勧められたら、こう聞いてみましょう。
「おすすめのこの商品ですが、あなたはご自身でどのくらい購入されていますか?」
担当者も自分がよいと思ってお客さんに勧めているのであれば、きっと自分自身も購入しているはずです。
自分は買わないのにお客さんに勧めるのは、何か特別な理由がなければおかしな話です。これは金融商品に限らず、その他の商品(不動産など)でも同じです。
アドバイスしてくれる方自身がどんな資産を持ち、どんな運用をしているかを聞いてみることは、その人のアドバイスの信頼性を確認する指標となるのです!