不動産投資VS株式投資~5つのポイントで比較

こんばんは!大スケです!

 

これから資産運用を始めようとしている多くの方から、「株式投資と不動産投資のどっちをやればいいの?どっちが得する?」などの質問を受けます。

 

僕は必ず「両方やるべきです!」と答えます。実際、僕は両方やっています!

 

僕が尊敬する投資家の1人である内藤忍さんが推奨しているアセットアロケーション

これは、株式や債券などの金融資産だけではなく、不動産をはじめとする実物資産への投資まで、幅広い投資対象を組み合わせることでリスクの分散化を図るものです。

 

そこで、今回は僕が実際に行っている「不動産投資」と「株式投資」に注目して、不動産投資 vs 株式投資といった構図で、5つのポイントを超簡単に比較してみたいと思います。

 

①収益性

以下の理由より株式投資の方が収益性は高いです。

【不動産投資】

不動産投資の利回りは、おおよそ4%から5%と言われており、中には10%近い高水準の物件なども存在します。

 例えば、利回り10%の物件を1000万円で購入した場合、年間で100万円の利益を得ることができます。

株式投資

株式投資は頻繁に取引が行われるため、1日で1%前後は株価が上昇もしくは下落します。そのため、不動産よりも短い期間で高額な利益を得ることができます。

 

②安定性

以下の理由より不動産投資の方が安定性が高いです

【不動産投資】

不動産投資は、不動産を貸した時に得られる家賃収入がメインとなってきます。そのため、第三者に借りてもらうことさえできれば、安定して家賃収入を得ることができます。また、不動産の金額については緩やかに変動していくため、いきなり1日で価値が半分になるということが起こりにくいです。

株式投資

株式投資は、株式の売買金額の差額で生み出す利益がメインとなってきます。1日ごとに株価は変動しますが、上昇し続ける確証はありません。また、その株式を発行している会社が倒産してしまった場合、その株式の価値は一気にゼロになります。

 

流動性

以下の理由より株式投資の方が流動性が高いです。

【不動産投資】

不動産投資は、売買の手続きにおいて時間的・金銭的コストが発生します。基本的に不動産の売買には、多くの書類を必要とし、素人同士で契約を完結させるのは困難を極めるため、仲介業者が間に入ることがほとんどです。さらに、不動産を購入するためにローンを組むとなると、金融機関も登場してきます。そのため、不動産の売買は1日に何度も行われるような流動性はありません。

株式投資

 株式投資は、一度証券会社にて口座を作成すれば、だれでも株の売買取引を簡単に行うことができるため、1日に頻繁に取引が行われております。

 

④維持・管理コスト

以下の理由より不動産投資の方が維持・管理コストが高いです。

【不動産投資】

不動産投資は、物件を所有するためにさまざまな維持・管理コストがかかってきます。

三者に常に借りてもらうための管理費・修繕費に加え、固定資産税等といった税金の支払いも発生してきます。

 株式投資

株式投資は、売買金額の差額による利益を得る際に証券会社に手数料を支払う必要が出てきますが、所有している分には費用は一切かかりません。

 

⑤税制面などでの優遇措置

以下の理由より株式投資の方が税制面などの優遇措置が充実しています。

【不動産投資】

不動産投資で得た利益に関しては、総合課税方式(詳細は割愛します)がとられているため、不動産収入が増えれば増えるほど税率が大きくなり、最大で50%の課税がなされます。また、不動産投資で得た利益に関しては、特別な税制優遇はありません。

株式投資

株式投資で得た利益に関しては、分離課税方式(詳細は割愛します)がとられているため、利益に対して一定の税率が課税されるため、取引の大小によって税率が変動することはありません。株式投資で得た利益に対する税率は、20.315%と一定の税率が定められています。また、NISAと呼ばれる少額投資非課税制度が開始され、毎年120万円の非課税投資枠が設けられるようになり、税制面での優遇措置も実施されるなど様々な制度が整備されつつある状況です。

 

以上①~⑤のポイントを踏まえ、自分に合った投資のスタイルを見つけていきましょう。