「ローンを組むと節税になる」は大きな間違い!
こんばんは、ダイスケです。
今回は節税の落とし穴について話します。
不動産投資を行うと所得税の節税になるという話を、たくさん耳にしたことがあるかもしれません。
しかも、投資用ローンを組んで収益不動産を購入すると、ローンの支払いが経費として計上できるので、節税になるというものです。
ハッキリ言います!!!
もし、不動産会社やコンサルタントが所得税の節税を強くアピールし、節税目的の不動産投資を進めてきたら、絶対に話に乗ってはいけません!!
所得税の節税だけを目的にした不動産投資は大きな誤りです。
節税のためにローンを組むなど、もってのほかです。
まず、不動産投資がなぜ節税になると言われているのか、その仕組みについて話します。
僕のような公務員が受け取る給料は、勤務先が所得税を計算し、すでに所得税等を差し引かれた金額が毎月振り込まれます。
そのため、収入が勤務先からの給料だけの場合は、自分で税金を計算する必要もありませんし、税金を自分で納める必要もありません。
ところが、公務員やサラリーマンが不動産投資で家賃収入を得ていた場合は、不動産投資で得られた収入から経費を差し引いた所得を自分で計算し、所得税を申告・納税する必要があります。
いわゆる確定申告です。
この時、不動産投資で得られた所得が黒字であれば、その黒字相当額の所得税を納めますが、赤字が発生した場合には、すでに給料から差し引かれていた所得税から赤字相当分の税金が戻ってくるのです。
つまり、不動産投資で赤字を出すほど、税金が戻ってくるという仕組みなのです!!
実際、僕はマンション一室目を購入するとき、毎月1万円のマイナス収支にもかかわらず、節税の話に魅力を感じてしまい・・・即決してしまいました。
しかも、割高な新築マンション!そりゃー、マイナスになりますわ。
僕は苦いスタートラインをきってしまったのです。汗
こんな経験をしてきたからこそ、言いたいです。
不動産投資において「経費を増やして得をする」は愚の骨頂である!
赤字を出すためには、より多くの経費を計上することが必要になります。
そこで、ローンを借りて経費を増やそうという話です。
注意してほしいのが、例えば、投資用ローンの支払いが毎月8万円あったとしても、8万円が経費になるわけではありません。
経費になるのは、あくまでもローン支払い額のうち「利息部分」だけです。
実際に現金の支出があるからといっても、その全額が経費として計上できるわけでは ないのです。
経費として計上できる利息部分は、ローン支払い額のおよそ半分程度にすぎません。
その利息分についても、無制限で計上できるわけではなく、赤字になった場合には、経費として算入できる利息額にも制限がつけられてしまうのです。
不動産投資の目的は、あくまでも長期的、安定的に家賃収入を得ることなのです!
不動産投資を行うことで、一時的な所得税の節税ができることはあっても、それが永続的に続くわけではありません。
マンション経営は、毎月黒字になっていることが望ましいのです。
節税という目先の利益に惑わされずに、長期安定収入という本来の目的を見失わないようにしましょう。
まずはセミナーや個人面談を通じて不動産経営について情報収入をすることが望ましいと思います。参考に!
↓