憂慮すべきなのは、コロナの健康被害より日銀の財務体質!!

こんにちは!大スケです!

 

新型コロナウイルスによる世間の自粛ムードはますます進行していますね・・・。

 

本当に恐れるべきなのは、新型コロナウィルスの感染に対する恐怖より、経済活動の低迷による実体経済への影響ではないでしょうか?

 

「世界各地への感染は、まだ収まったとは言えませんが、高齢者、持病のある人以外は致死率がそれほど高くなく、ウィルス自体の危険性は過度に恐れる必要はない」と素人なりに判断しています。

 

そのため、僕は普段と変わらない生活を送っています。今日も新宿で飲み会、明日は新宿で資産運用セミナーに参加します。

 

これから問題視すべきなのは、工場の操業停止、物流システムの混乱、小売店や飲食店等の売上減少などによる経済へのマイナスの影響です!!資金繰り倒産する 会社もこれから増えてきそうです。

 

一体、いつになったらコロナショックの影響が完全に払拭されるか・・・具体的な見通しが立たないことに不安を抱えています。

 

そういった心理は株式市場に大きな影響を及ぼしています。

図は日本経済新聞電子版に掲載されていたものですが、日本株の買い手と売り手を主体別に時系列で表示したものです。

これを見て、何かおかしい!と思いませんか?

 

2012年末から個人はずっと日本株を売り越している状況です。

その時に買い手に回っていたのが、なんと・・・海外投資家と日銀です。

この時期は、アベノミクスで株価は上昇基調でしたが、個人は上がっている中で売り抜けたことになります。

 

そして、海外投資家の買い越し額も徐々に小さくなり、現状は個人投資家の売り越しを日銀が買い支える構造になっています。

今後、海外投資家も売り越しに転じれば、買い手は日銀だけになってしまいます。

 

つまり、これからの日本株の動きは、日銀次第になってきているのです!!

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43792260W9A410C1EA2000

 

しかし、日銀がETFの購入を通じて日本株保有を増やすことには大きな問題があります。

 

①価格形成が歪められ、マーケットメカニズムが働かなくなること

日銀は企業の本質的な価値に基づいてETFを購入するのではなく、株価を維持することを目的に購入を行っているのです。これは企業の本質的価値よりも株価を過大に評価することにつながり、市場価格への不信感を広げます。いずれ、日本の株式市場から海外の株式市場に多くの資金が流出していくことになるのではないかと考えています。

 

②日銀のバランスシートが悪化し、債務超過に陥る可能性があること

ETFを購入すればするほど、日銀の株式保有額が増え、株価下落によるマイナスの影響が大きくなります。

日銀の平均購入コストは日経平均で18000円台と言われています。そのため、日経平均が2万円を割れるような状態になれば、日銀が保有する日本株式が含み損になるリスクが高まります。

日銀のバランスシートが悪化すれば、債務超過に陥る可能性があります。

そうなれば、日銀券の信用が低下し、円の価値が下がることになります。

また、株価が下がって、円安トレンドに変わることがあれば、日本人にとってコロナショックより恐ろしいことが始まる可能性があります。

 

それは、ハイパーインフレ!!!これぞ、地獄!!

 

 

そうならないことを祈りつつ、最悪の事態に備えておくことですね。僕は対策としてドル積立、実物資産(不動産)に資産の分散投資を行っています。