日本の借金帳消しのシナリオとは!Xデーに備える対策を学べ!
https://www.asahi.com/articles/ASNDH7640NDHULFA01N.html
2020年度の第3次補正予算が成立し、今年度の最終的な国債の発行予定額は112兆円となりました。
これは過去最大だったリーマンショック(2009年)の52兆円の2倍ですね。
規模でいえば、
今年の年初の予算案が102兆円でしたから、今年は1年の国家予算を全て借金で賄ったことになります。
これによって日本の借金は対GDP比で266%もの借金になってしまったのです。
これは世界ダントツの1位であり、歴史上これほどの借金を抱えた国はありません。
もう、言葉が出ないですよね・・・。
実際、将来そのツケを払わされるのは、我々国民です。
まさに「国難」ともいうべき大問題であるにもかかわらず、世間はコロナ対策に関心が集中しているようです。
まあ、当然といえば当然ですが、コロナ対策を理由に現状の借金問題を正当化する考え方は本当に改めなければなりません。
そこで今回は、①過去から学ぶ借金の返済方法、②日本政府が借金帳消しにするシナリオ、③Xデーに備える最善の対策について解説したいと思います。
①過去から学ぶ借金の返済方法
例をあげるなら、1945年の第二次世界大戦後のイギリスと日本。
まずは、イギリス。
同時期、イギリスは莫大な債務を抱えていましたが、次の2つの方法によりGDP比250%もの債務完済を成し遂げています。
1つは、激しいインフレにすることです。
お金を刷ってばら撒いてもインフレを起こせば、借金の額はインフレの分目減りします。
2つは、ポンドの切り下げを行うことです。
例えば、今の1万円札を新しい千円札としてお金の価値を切り下げれば、インフレを抑えたり、借金を帳消しにすることができます。
これをデノミネーション(以下「デノミ」という。)といいます。
過去にデノミを実施した国は、近隣の韓国のほか、ベネズエラ、ジンバブエ、ルーマニア、トルコなどたくさんあります。
次は、我が国日本。
戦後に「ハイパーインフレ」、「デノミ」、「財産税」という重い税を国民に負わせることで借金を帳消しています。(当時はGDP比200%でしたので、現在よりも低いです)
上記2つの歴史から読み取れることは、
「今後、国の借金が膨らみ続けた先に起こるのは財政破綻ではなく、代わりに国民がそのツケを払わされること」です。
国の借金=我々の資産が帳消しにされてしまうのです。
②日本政府が借金帳消しにするシナリオ
日本の財政再建には「経済成長」、「インフレ」、「通貨の切り下げ」の組合せが必須であることは言うまでもありません。
戦後の日本のインフレ率は100倍~200倍と言われていました。
つまり100万円の価値が1万円、5千円になってしまう状況です。
一方で激しいインフレのおかげで国の借金は帳消しになります。
経済成長による税収増だけで現在の借金を完済するのは不可能です。これは、素人でも分かることです。
過去の歴史を踏まえれば、今後も同じようなことが起こるのではないでしょうか。
つまり・・・
まずは、インフレにして借金を目減りさせる。
次に、新札を発行して通貨の切り下げを行う。
最後に、大増税で国民からお金を徴収して借金を帳消しにする。
これが国の借金帳消し最悪のシナリオです。国民にとっては地獄ですね。
あくまで可能性の話ですが、歴史は繰り返されることは証明されています。
借りたお金は必ず返さなければならないが、国は借金を帳消しにするしか方法がない
これは紛れもない事実です。
なぜなら、そうしないと日本国が破綻してしまうからです。(そうなるわけにはいかないですからね・・・)
③Xデーに備える最善の対策
Xデーはいつ起こるのか??
直近では2024年が怪しいと思っています。
なぜなら、既に2024年までに新札に切り替えられることになっているからです。
この新円の切り替えがデノミとして行われる可能性があると意識しておくべきだと思います。
そのため、円の価値が大幅に下がってしまう前に、資産を円100%で保有するのではなく、次の2つの対策が必要です。
1つは、外貨資産(ドル)を最低50%は保有することです。
仮に円安になれば反対のドルの価値が上がりますので、トータルの価値はそのまま維持することができます。
2つは、不動産や金などの現物資産を保有することです。
お金の供給量がどんどん増えれば、現物資産の価値は上昇していきますので、資産を保全することができます。
これからの時代に資産の100%を円資産で保有するのはかなり危険です。
仮に資産を円で保有する場合でも、その大半を不動産で保有することが望ましいです。
不動産投資は金などと違って家賃を生んでくれます。そして税金対策もできる素晴らしい資産です。
しかし、なぜか不動産投資を批判する人が多いです。聞いてみると、ほとんどの人が誤解をしている状況です。
参考記事
自己資産の保全対策として不動産投資は最強のツールです!
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