【不動産投資】負債を買うローンと資産を買うローンの違いとは?
負債を買うローンと資産を買うローンの違いはとは?
これから不動産投資を始めることを検討しているサラリーマンは、最低限知っておくべきことです。
まず、住宅ローンと投資用ローンについて整理すると、
住宅ローンは、自分が住む家(以下「自宅」とする)を買うためにする借金のことです。
投資用ローンは、家賃収入がある不動産(以下「投資用マンション」とする)を買うためにする借金のことです。
住宅ローンは自分の給料からお金を返済しなければなりませんが、投資用ローンは毎月の家賃から借金を返済することになります。
この違いは分かりますか?
この2つのローンは資産と負債のどちらかを買っているかということになります。
結論から言うと、
自宅は負債を買っている
投資用マンションについては資産を買っている
ということになります。
自宅を買っている人にとっては当然、資産を買っているものと思うでしょう。
確かに賃貸住宅で延々と家賃を払っていても自分の資産にはなりません。なので、自宅を買う理由はわかります。
しかし、自宅は本当に資産になっているのでしょうか。
そこを理解するために注目すべきなのが、純資産がプラスになっているかどうかです。つまり、「資産-負債」でプラスになれば基本的に資産といえます。
実際に、自宅の評価額が下がってローンの方が多くなってしまえば、これは負債を借金で買っていることになります。
つまり、自宅の評価額よりもローンの方が大きければ、そのマイナスの部分の借金に対しても毎月、自分の給料から返済しなければならないということになります。
現在の日本では、買った途端に自宅の価値が下がってしまうので、多くのケースで負債を買っているということになります。この事実に気付いている人はどのくらいいるのか。
ではなぜ、買った途端に値が安くなってしまうのか?
それはデベロッパーの利益が乗っかっているからです。
例えば、新車を買ってナンバーをつけた後にすぐに売却してしまうと1~2割の値が下がってしまうのと同じで、販売店の利益が乗っている分、買った途端に値が下がってしまうのと同じ仕組みです。
日本では土地の価値を踏まえて建物の価値を判断しているため、自宅を買うエリアを間違ってしまうと買った途端に大きく値が下がってしまいます。
なので、自宅を買うなら土地の値段が下がらないエリアである「人口の増えやすい都心」、「再開発が活発なエリア」でなければ、自宅は負債になってしまう可能性が高いのです。
その点、投資用マンションは自分の給料ではなく家賃からローンを返済していくことができるので、負債を買うことにはならないのです。
物件とエリアの選定を間違えなければ、長期的・安定的に自分の資産を積み上げていくことができるのです。
以上、ローンが負債なのか資産なのかを理解することは、投資をするうえで基本中の基本となるので、しっかり固めていきましょう!